放射線業務従事者登録ガイド

放射線業務従事者とは

放射線業務従事者とは、放射線業務に従事する者であり、法令により定義・登録制度・被ばく限度などが決められています。

放射線を取扱う場合には、いずれかの放射線取扱施設において、「放射線業務従事者」の登録が必要です。

広島大学の放射線取扱施設と担当部局は、下記の通りです。該当の放射線取扱施設にて放射線業務従事者登録を行ってください。

放射線業務従事者登録が完了しない限り、管理区域での実験は行えません。また他機関を使用する場合などに必要な証明書等の発行も出来ません。ご了承ください。

担当部局一覧

部局 放射線取扱施設 連絡先
医学部・歯学部・薬学部
大学院医系科学研究科
大学院医系科学研究科
RI研究共同施設
管理室
内線 (霞) 5102, 外線 082-257-5102
放射光科学研究所 放射光科学研究所 事務室
内線 (東広島) 6293, 外線 082-424-6293
原爆放射線医科学研究所 原爆放射線医科学研究所
放射線先端医学実験施設
管理室
内線 (霞) 5880, 外線 082-257-5880
上記以外の部局 自然科学研究支援開発センター
総合実験支援・研究部門
アイソトープ総合部
管理室  木庭(こば)・寺元・宗岡
内線 (東広島) 6290, 外線 082-424-6290

放射線業務従事者になるためには

放射線業務従事者となるためには、下記3項目をすべて完了する必要があります。

① 登録申請

② 教育訓練

③ 健康診断

当部では年2回(3月中旬~4月上旬・9月中旬~10月上旬)、放射線業務従事者登録募集を行っております。
この時期以外で急遽登録が必要になった場合には、管理室(内線:6290)へお問い合わせください。

① 登録申請

登録申請は、各研究グループの使用責任者の方が、当部ホームページの「オンライン申請」より申請して下さい。

オンライン申請は「登録申請書」および「施設利用申請書(当部の施設を利用する場合のみ)」に必要項目を入力してください。令和3年度よりオンライン申請を以て申請完了とし、申請書への押印および紙媒体での提出は廃止いたしました。入力方法、詳細については「オンライン申請について」を参照して下さい。

使用責任者:当部との連絡担当として、各研究グループごとに決めていただきます。職員でも大学院生(博士課程後期)でも構いませんが、確実に連絡・指導のできる方でお願いします。

② 教育訓練

アイソトープ総合部で放射線業務従事者になろうとする場合の教育訓練は、新規登録者用教育訓練(4時間程度)と継続登録者用教育訓練(1時間)があります。

過去の従事歴等で受講する教育訓練が変わる場合がありますので、従事歴がある方は受講前に管理室へご確認ください。

放射線関連法令の改正に伴い、平成31年度より新規登録者用教育訓練の時間数が 6時間 から 4時間~4時間30分程度 へ変更となりました

① 新規登録者用教育訓練(4時間程度)

→ 過去にどの放射線取扱施設でも業務従事者になった事がない方、
  又は、過去に業務従事者になったことはあるが従事証明書を提出できない方

② 継続登録者用教育訓練(1時間)

→ アイソトープ総合部への登録は初めてだが、過去4年度内の他機関での従事証明書を提出できる方、
  又は、過去4年度内に当部へ業務従事者登録したことがある方

従事証明書:以前の所属先にて、放射線業務従事者として登録されていたことを証明するもの。具体的には、所属先が発行する「従事期間、被ばく線量、教育訓練、健康診断」の記録を指します。詳細は管理室へお問合せ下さい。

③ 健康診断

放射線業務従事者のための特別定期健康診断を受診していただきます。通常の職員定期健康診断等とは血液検査の検査項目が異なりますので、代用は出来ません。

・検査項目: 血液検査、目・皮膚の検査及び問診

※ 特別定期健康診断は、年2回(4月、10月)行っておりますが、この健康診断を受診出来ない場合には個人受診となり、自己負担(¥5,000 程度)が発生いたします。ご了承ください。 個人受診される場合には、当部より受診要領をご説明し、様式等資料をお渡しいたしますので、必ず事前に管理室(内線:6290)へご相談ください。

放射線業務従事者登録を継続するためには

放射線業務従事者登録は、年度ごとに行います。

毎年3月中旬頃より、翌年度の登録について使用責任者の方へご案内しております。

年度更新には、新規登録時と同様に、下記3項目をすべて完了する必要があります。

① 登録申請

② 教育訓練

③ 健康診断

① 登録申請

登録申請は、各研究グループの使用責任者の方が、当部ホームページの「オンライン申請」より申請して下さい。

登録者の身分は、登録年度(新年度)のものに更新してください。

② 教育訓練

継続登録者用教育訓練を受講してください。

3年以上連続して教育訓練を受講された方で、アイソトープ総合部で承認された方は、教育訓練を免除することができます。毎年2月中旬以降、当部より使用責任者の方へ「受講免除者」の名簿をお知らせいたしますのでご確認ください。

③ 健康診断

放射線業務従事者のための特別定期健康診断として、問診票を年2回(4月、10月)提出していただきます。

前回の健康診断で血液検査をされた方で、結果判定に所見がある方は、再度血液検査の受診が必要です。該当の方には当部より使用責任者宛にご連絡いたしますので、血液検査の受診をお願いいたします。

※ 令和元年度(平成31年度)からの継続登録者の登録に係る変更点

令和元年度に放射線関連法令の改正が行われたため、今後は下記のとおり変更となります。ご確認ください。

継続登録者の登録について

平成30年度までは、3月に開催する教育訓練を受講された方について4月より登録が完了し、管理区域内での作業が可能としていました。

令和元年度からは、研究グループからの登録の意思表示として、オンライン申請に入力された方について4月からの管理区域内での作業が可能となる様に変更いたします。

オンライン登録には個人番号が決定していないため入力が出来ないということがあると思います。その場合、個人番号の欄については空欄で結構ですので、まずは登録中止者のお名前を削除し、翌年度に登録を継続する方のみにしてください。

なお、登録の意思を示し、証明書の発行や管理区域内での作業を行われた場合には、教育訓練の受講及び問診票の提出は義務となります。済んでいない場合には連絡担当者に該当者への連絡をお願いすることがありますので、その際にはご協力をお願いいたします。

なお、オンライン申請期間より前に証明書の発行が必要な場合には翌年度の登録意思確認を連絡担当者へメールで行わせていただきます。

継続教育訓練の実施時期について

これまでは3月中から翌年度の教育訓練を実施してきました。

令和元年度からは、継続して放射線業務従事登録をする年度の教育訓練はその年度中に受講していただくこととなります。

そのため、令和元年度に継続して業務従事登録を希望される方の教育訓練は平成31年4月より開始します。

令和元年度は法令及び予防規程の改正がありましたので、免除者はありません。継続登録者も全員の受講をお願いいたします。

継続登録者が4月中に継続登録の要件を満たさない場合

4月中の教育訓練を継続登録者が受講できなかった場合や問診票を提出されていない場合には、5月1日より管理区域内での作業を不可とします。

これに伴い、学外放射線施設への証明書の発行やバッジの発行を停止いたしますので、予めご了承ください。

なお、要件を満たし次第、管理区域内の作業は可能となります。

オンライン申請について

アイソトープ総合部での登録申請は、平成13年度後期よりオンライン化いたしました。

オンライン登録申請は、各研究グループにおける使用責任者が代表で行ってください。

正規の登録申請受付期間(前期、後期登録開始後の約2週間)については関連部局に通知を行います。これ以外の期間には、オンラインシステムを止めていますので、中途で登録申請、または変更を行う場合には、まずRI管理室へご連絡下さい。 申請があった場合には、教育訓練、健康診断のスケジュール等をご案内します。

なお、当部の施設を使用する場合には、当部で放射線業務従事者登録を行った上で、別途、施設使用申請が必要で、これも同様にオンライン化されています。

また、バッジ注文についても、オンライン注文となります。

→ オンライン申請(学内限定)ページへジャンプ

入力の注意事項

  • このオンラインシステムは、Netscape 4.7.7、Internet Explorer 5 以上での動作確認が行われています。
  • お使いのコンピュータとブラウザソフトの組み合わせにより、動作速度が異なります。
  • アクセスが重なりますと、次のウインドウが開かない場合があります。恐れ入りますが、しばらくたってからもう一度アクセスしてください。
  • 「登録申請」、「アイソトープ総合部 施設使用申請」および「バッジ申込」は決められた期間内にしか入力できないようにしてありますので、ご注意ください。
  • 「登録申請」で登録が行われた後でないと、「アイソトープ総合部 施設使用申請」および「バッジ申込」は入力できません。
  • 入力必須項目に漏れがあったり、記入方法に間違いがあった場合には、登録ボタンを押した後、エラーメッセージが出ますので、それに従って再入力をしてください。
  • 入力必須項目には、マークがつけてありますが、それ以外の項目も最終帳簿作成上の必要事項ですので、可能な限り入力してください。
  • 「登録申請」と「アイソトープ総合部 施設使用申請」に関しては、一度登録を行えば、次回からは、最初に登録した代表者氏名とパスワードを入力すると、前回の入力がそのまま表示されます。間違った代表者氏名、パスワードを入力されますと、新規の講座データが作成されますのでご注意ください。前回登録したデータが表示されずに、「はじめまして」と表示された場合には、代表者氏名、パスワードの再確認をお願いします。
  • 「登録申請」と「アイソトープ総合部 施設使用申請」に関しては、登録ボタンを押した後に表示される印刷ボタンを押すと登録内容画面が表示されますので、これを印刷し押印した後、RI管理室まで送付願います(令和3年度より廃止)
  • なお、入力されました個人情報につきましては登録、証明書発行等の管理業務以外には使用いたしません。

入力手順書

オンライン申請システム使用マニュアル(PDF:1.22MB)

被ばく管理について ~ バッジ着用のお願い

法律では、放射線業務に従事する際、被ばく管理を必ず行わなくてはならないことになっています。

アイソトープ総合部では、放射線業務従事者登録を行った方が放射線施設を使用する際、学内施設、学外施設を問わず、必ず当部が発行した「被ばく管理用バッジ」を着用することとなっています。

また、学外施設を使用する際には、バッジを持参していないと管理区域へ立入が出来ない場合があります。学外施設を使用される場合には必ず当部が発行するバッジを持参してください。

被ばく管理用バッジの注文は、連絡担当者がオンライン申請より申請してください。バッジ注文、取扱いの詳細につきましては、下記PDFファイルにてご確認ください。

被ばく管理用バッジについて(PDF:169KB)

※ 利用先の被ばく線量通知は各個人に届くものがありますので、そこで検出限界以上の数値が記載された場合には管理室までお知らせください。

※ 2021年度以降、持込手荷物検査において、これまでより高線量のX線を利用している可能性があるようです。バッジは従来通り預入手荷物での検査を避け、また持込手荷物のX線検査も通さないよう、ご協力お願いいたします。

※ バッジを着用して門型検査機(金属探知機のゲート)を通過しようとして、X線検査を求められた際には、下記PDFの資料をご提示ください。提示してもX線検査を求められた場合には保安員の指示に従ってください。なお、X線検査にかけてしまった場合には、広大に戻られてからで結構ですので、管理室までその旨をお知らせください。

保安検査場目視検査願い(学内限定 PDF: 373KB)

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