アイソトープ利用

当施設で使用できるRI

非密封放射性同位元素

全208核種:1群換算 1.62165 GBq

旧第1群 11核種
旧第2群 89核種
旧第3群 102核種
旧第4群 6核種

よく使われる非密封RIの1日最大使用数量

核種 半減期 1日最大使用数量
旧第2群 Ca-45 162.7 day 5 MBq
I-125 59.4 day 50 MBq
Cs-137 30.2 year 250 KBq
旧第3群 P-32 14.3 day 150 MBq
P-33 25.3 day 75 MBq
S-35 87.5 day 150 MBq
I-131 8 day 10 MBq
旧第4群 H-3 12.3 year 500 MBq
C-14 5700 year 25 MBq
Cr-51 27.7 day 25 MBq

最も大量に使用できる実験室の値を示してあります。

(半減期は(公社)日本アイソトープ協会編アイソトープ手帳参考)

使用可能核種

旧第1群

90Sr、210Bi、210Po、211At、222Rn、226Ra、241Am、242Cm、244Cm、250Cf、252Cf

旧第2群

22Na、 26Al、36Cl、37Ar、42Ar、40K、45Ca、46Sc、44Ti、49V、54Mn、56Co、57Co、58Co、60Co、 63Ni、65Zn、68Ge、73As、75Se、81Kr、85Kr、83Rb、85Sr、89Sr、88Y、91Y、95Zr、94Nb、 95Nb、95mTc、99Tc、103Ru、106Ru、108mAg、110mAg、109Cd、115mCd、114mIn、113Sn、 119mSn、121mSn、124Sb、125Sb、125mTe、127mTe、129mTe、125I、129I、134Cs、137Cs、 133Ba、139Ce、141Ce、144Ce、145Pm、147Pm、151Sm、150Eu、152Eu、154Eu、155Eu、151Gd、 153Gd、160Tb、159Dy、166mHo、170Tm、171Tm、169Yb、173Lu、174Lu、174mLu、177mLu、 175Hf、178mHf、181Hf、179Ta、182Ta、181W、185W、183Re、184Re、185Os、192Ir、195Au、 203Hg、204Tl、207Bi

旧第3群

24Na、 28Mg、28Al、31Si、32P、33P、35S、38Cl、42K、47Ca、47Sc、48Sc、48V、49Cr、52Mn、56Mn、 55Fe、59Fe、56Ni、57Ni、65Ni、61Cu、64Cu、63Zn、66Ga、67Ga、68Ga、72Ga、69Ge、74As、 76As、77Br、82Br、81mKr、85mKr、81Rb、82Rb、86Rb、82Sr、90Y、89Zr、90Nb、97Nb、93mMo、 99Mo、101Mo、95Tc、99mTc、105Ru、99Rh、103mRh、105Rh、103Pd、109Pd、106mAg、111In、 120Sb、132Te、131I、132I、129mXe、131mXe、133Xe、135Xe、132Cs、140Ba、140La、142Pr、 143Pr、147Nd、153Sm、147Eu、149Gd、156Tb、161Tb、166Ho、169Er、175Yb、172Lu、177Lu、 180mHf、176Ta、180mTa、178W、187W、186Re、191Os、193Os、188Ir、189Ir、191Pt、 193mPt、195mPt、197Pt、199Pt、196Au、198Au、199Au、197Hg、203Pb、233Pa、239Np

旧第4群

3H、7Be、14C、51Cr、71Ge、201Tl

密封放射性同位元素

放射性同位元素 数量 × 個数
Co-57 1.85 GBq / 1.11 GBq×3 / 740 MBq×3 / 370MBq×3
Sn-119m 370 MBq×3 / 185 MBq×3 / 74MBq×3
I-125 370 MBq / 185 MBq
Te-127m 370 MBq / 185 MBq
Sm-151 11.1 GBq / 7.4 GBq / 3.7 GBq / 1.85 GBq
Ra-226 25.9 MBq

RIの購入から廃棄まで

RIの購入、搬入の手順

RIの購入は、インターネットとFAXの2つの方法があります。各研究グループの使用責任者が発注してください。

<インターネットでの注文方法>

・ 購入を行う前に

平成18年5月より、インターネットを利用したRI発注システム(以下、J-RAM)の稼働が始まりました。インターネットを利用し、RIを発注する場合には事前の登録が必要となります。登録の際には「使用者ID新規登録申請書」を作成する必要がありますので、管理室までご連絡ください。

  • 管理室を通じ、J-RAMへの登録申請を行い、ユーザー登録する。
  • 購入予定核種、数量、搬入日をRI管理室へ電話連絡し、同時に貴注番を確認する。
  • ユーザー登録を行った方がJ-RAMへログインし、必要事項を入力してRIを発注する(この際、貴注番がないと注文できません)。
  • アイソトープ総合部の放射線取扱主任者が発注承認を行う。
  • 注文が正式に受理された旨がメールにて届く。

※RI購入時の会計システムへの入力は通常と同じく必要です。

<FAXでの注文方法>

  • 購入予定核種、数量、搬入日をRI管理室へ電話連絡し、同時に貴注番を確認する。
  • 業者に直接注文する(この時、業者に貴注番も知らせる)。
  • 所定の注文書へ記入、押印(会計担当者および支払い責任者の印が必要)する。
  • 記入・押印した注文書をRI管理室へ持参する。
  • 注文書をRI管理室スタッフが(公社)日本アイソトープ協会へFAX通信する。

※RI購入時の会計システムへの入力は通常と同じく必要です。

※注文書の様式は、当部ホームページ内の各種申請書フォーム(学内限定)からダウンロード出来ます。

搬入の手順は共通です。

<RIが届いたら(使用者が行ってください)>

  • RIが届くと、RI管理室からその旨の連絡が入る(RIはRI管理室に届きます)ので、届いたRIを貯蔵庫に保管する。保管の際には、容器の上下に貴注番を記入し、冷蔵庫等に貼ってある表の自分の講座の欄にRI番号・核種を記入する。
  • RI梱包材は、汚染がないことを確認した上で、RIマーク等をはがした後、各自で持ち帰る。

※RIと一緒に入っている納品書は支払いの際に必要となりますので、各研究グループの責任者にお渡しください。

RIの使用、保管、廃棄

  • 使用しない場合は、貯蔵室の割り当てられた場所に保管する。
  • 実験に使用する場合は、必要な分量のみ配分室で分け取り、残りは貯蔵庫に保管する。
  • 実験で出るRIゴミは、実験中は実験台上の廃棄物一時保管容器にまとめておき、実験後速やかに高レベル廃棄物保管室へ分別して廃棄する。
  • 使用、廃棄した場合は、全て使用 / 保管 / 廃棄記録をコンピューター入力する。廃棄手続きが完了していないとその後のRIの使用に支障が出ることがありますので,実験後は速やかに廃棄手続きをしてください。

RIの廃棄方法

分別方法

可燃物 ペーパタオル、濾紙など
難燃物 プラスチック製品、ゴム手袋など
不燃物 ガラス、金属(アルミ箔)、塩ビ、スリッパ、針など
無機廃液 通常液体廃液
有機廃液 液体シンチレーション廃液※(塩素不含)
動物 乾燥させたもの

※有機廃液は塩素等を含むものも含まないものもすべて廃棄の際、RI管理室まで連絡して指示を受けてください。

廃棄方法

可燃物/難燃物 ビニール袋にまとめてある場合は袋内の空気を抜き、かさばらないようにすること。一般ゴミを混ぜないこと。
不燃物 大型のものは切断、破砕する。針は空き缶にまとめてから入れること。
無機廃液 pHは2以上に調整すること。
有機廃液 専用ポリタンクに入れる前に、一部を液シンで測定し、測定結果を記入した用紙を提出すること。 希釈などをせずにすむよう、高濃度のH-3やC-14は有機廃液にまぜないこと。廃棄の際は管理室に連絡し、指示を受けて廃棄を行うこと。

鉛容器の処分

鉛容器は、下記のようにきちんと処理していただければ当部門でまとめて業者に引き渡します。下記作業は排水処理実験室で行ってください。

  • RIの遮蔽容器を鉛部分とその他の部分に分解する。
  • 鉛部分は分解したそれぞれにマジックで通し番号をつける。
  • サーベイメータを用いて汚染がないことを確認し、通し番号とその測定値をバックグラウンド測定値および測定者名とともに所定の用紙に記入する。
  • 鉛容器は所定の発砲スチロール容器に入れておく。
  • 鉛以外のその他の部分は、汚染がないことを確認した後、RIマークをはがして、一般ゴミとして持ち帰る。

有機廃液の焼却

焼却可能な有機廃液の種類

塩素を含まない液体シンチレーション廃液に限る。

焼却可能な核種とその濃度限度

核種 濃度限度
H-3 37 Bq/ml
C-14 37 Bq/ml
S-35 3.7 Bq/ml
P-32 3.7 Bq/ml
P-33 3.7 Bq/ml
Ca-45 3.7 Bq/ml

焼却手順

スタッフの指示に従ってください。

4階実験室使用における注意

4階の実験室でRIを用いて実験を行う場合は下記の点にご注意ください。

  • 使用する前にあらかじめ管理室までご連絡ください(内線:6290)
  • 同時に使用できる核種は3核種までです。最大使用数量については、このページの最後の表をご確認ください。
    他の使用者との相互調整につきましては、管理室の指示に従ってください。
  • 連絡を頂いた後、当部ホームページ内の各種申請書フォーム(学内限定)より「動植物系実験室使用申込書」をダウンロードし、必要事項を記入した後、学内便にて管理室に送付して頂きます。 また動物実験を行なう場合は、「アイソトープ総合部動物実験計画書」も作成し管理室に送付してください。詳細は、職員の指示に従ってください。使用申込書の内容を確認後、当部より連絡を行ないます。
  • 空調操作は管理室にて行います。
  • 動物実験を行なう際は、当部利用規則の他に「動物実験操作手順書」に従っていただきます。 詳しく当部門職員の指示に従ってください。
  • その他の廃棄物を処理する際は、あらかじめ管理室にご連絡ください。
使用許可核種と数量限度(MBq)
核種 年間使用数量 3ヶ月使用数量 1日最大使用数量
H-3 33333.33 10000.00 166.66
C-14 3333.33 666.66 8.33
P-32 6666.66 3333.33 50.00
P-33 3333.33 1666.66 25.00
S-35 3333.33 1666.66 50.00
I-125 400.00 200.00 5.00
Sr-90 6.66 3.33 0.04
Na-22 83.33 41.66 0.83
Ca-45 166.66 83.33 1.66
I-131 100.00 50.00 1.00
Cr-57 1666.66 333.33 W8.33

(注)1Ci = 3.7×1010 Bq = 3.7×104 MBq

その他、ご不明な点がありましたら、スタッフまでご連絡ください。

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