概要

目的

当部は(旧)広島大学アイソトープ総合センターの組織を基としており、放射線・放射性同位元素(RI)を利用する研究を支援する。

放射性同位元素の取扱いは法律と密接に関係しているので、関係法令である放射線障害防止法等を遵守しながら、研究支援を推進し、環境との調和を図ることを目的としている。

使用承認番号: 使第4297号(平成3年3月29日)

施設検査合格番号: 放検発13合第16号(平成13年5月11日)

事業内容

1. 放射線安全管理

学内全RI施設に率先し、総合的放射線安全管理を行う。

2. 教育訓練

放射性同位元素等を使用するにあたって必要な教育訓練、実習を行う。

3. 研究の推進

幅広いRI核種及び高レベルのRIを用いた実験・研究を可能にする設備ならびに先端機器を共同利用に供し、放射線を対象とする、および放射線を利用する基礎的・応用的研究と教育を支援、推進する。

4. 独自の研究

放射線を対象とした、および放射線を利用した、独自の研究を展開する。

5. 集中的RI排水管理

東広島キャンパス内の5つのRI施設のRI排水は、全てアイソトープ総合部を経由して放流する。その際、大型吸着除去装置によってRI除去処理を行い、法律で定められた規定値のさらに1/10以下の濃度で排水する。

6. 地域社会への啓発活動

全国RIセンター、関連組織と連携・協力し、放射線安全管理・取扱いに関する学外講習会・研修会を行い、地域社会への啓発に貢献する。

施設概要

建物面積

旧館部分 992m2
新館部分 2060m2
合計 3052m2

研究・教育用設備機器

「研究設備・機器」を参照

RI排水設備

一般系流入槽 0.75m3 1基
一般系前置槽 1m3 1基
一般系貯留槽 40m3 5基
一般系処理済水槽 40m3 1基
動物系前置槽 1m3 1基
動物系貯留槽 10m3 2基
動物系希釈槽 10m3 1基
移送ポンプ 32φ×150L/min×14.2m 10台
配水移送ポンプ 32φ×50L/min×12m 2台
排水ポンプ(新設釜場) 50φ×100L/min×9m 2台
排水ポンプ(既設釜場) 40φ×110L/min×6m 2台

排気設備

旧館排気系統 処理風量 新館排気系統 処理風量
第FE1系統 3000 m3/h 第1系統 790 m3/h
第FE2系統 3000 m3/h 第2系統 1240 m3/h
第FE3系統 5200 m3/h 第3系統 5760 m3/h
第FE4系統 3000 m3/h 第4系統 7330 m3/h
第FE5系統 2500 m3/h 第5系統 1880 m3/h
第FE6系統 2000 m3/h 第6系統 4680 m3/h
第7系統 5820 m3/h
第8系統 3560 m3/h

放射線モニタ設備

中央監視装置 1台
γ線エリアモニタ 円筒形電離箱 5台
γ線モニタリングポスト NaI(Tl)シンチレータ 1台
β線ガスモニタ 通気式円筒形電離箱 1台
トリチウムガスモニタ 通気式円筒形電離箱 1台
オートマチックヨウ素モニタ NaI(Tl)シンチレータ 1台
αβ 線ダストモニタ ZnS(Ag)シンチレータ/端窓形GM管 1台
ルームガスモニタ 通気式円筒形電離箱 1台
ルームダストモニタ プラスチックシンチレータ 1台
ルームヨウ素モニタ NaI(Tl)シンチレータ 1台
γ線水モニタ NaI(Tl)シンチレータ 1台
β線水モニタ 液体シンチレータ/プラスチックシンチレータ 1台

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