【 一般公開 】 教育セッション

企画委員会では「教育セッション」を企画しています。

企画提案趣旨

 平成20年度に学習指導要領が改訂されてから2年を経過する中で、これまで以上に放射線教育に対する関心が高まり、 色々な学術団体のシンポジウムやパネルディスカッションなどのテーマに取り上げられるようになりました。平成23年度から中学校で 放射線の安全と利用が取り扱われることになったからです。おそらくこの改訂は、小学校、高等学校、大学における放射線教育に 活性化をもたらすものと思われます。
 こうした時期に開催される本年度の学術大会は、これまでの放射線教育活動を知り、今後の放射線教育を考えるための絶好の機会であると考えます。 そこで本学術大会では「教育セッション」を企画致しました。


プログラム構成

 これまで30年間、義務教育課程で放射線が取り扱われなかったことにより、日本の放射線教育が遅れたことは多くの 教育関係者が知っています。そのため、学習指導要領が改訂されるまでもなく、すでに全国各地で、小・中学生、高校生、大学生、一般を 対象に放射線教育が行われてきました。こうした活動は今後の放射線教育の礎石になると思われます。
 そこで、学術大会における教育セッションでは、(1)新学習指導要領の概要、(2)小学生、(3)中学生、(4)高校生、(5)一般(もしくは大学生)を 対象に行われてきた放射線教育について、5人の先生方に放射線教育の経験を講演して頂く形で、プログラムを構成しております。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ プログラム ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  • 日時 : 12月2日(木) 15:00~17:00
  • 場所 : A会場(サタケメモリアルホール)

座長 : 京都大学放射性同位元素総合センター  川本 卓男 先生


  • 新学習指導要領の概要(20分)  東京学芸大学教育学部 鎌田正裕 先生
       新学習指導要領の紹介と、今後「放射線教育」が始まるに当たっての、問題点、
      および検討課題を紹介いただきます。


  • 小学生を対象にした放射線教育(20分)  鳥取大学工学部 中村麻利子 先生
      小学生にもわかる放射線実習の指導法として、天然放射能(三朝温泉の温泉水)を
      用いて実施した放射線教育を紹介いただきます。


  • 中学生を対象にした放射線教育(20分)  広島市立江波中学校 原田忠則 先生
      中学校理科における放射線実験・実習に向けての課題や、10年間の現場指導
      経験に基づいた放射線教育を紹介いただきます。


  • 高校生を対象にした放射線教育(20分)  東京大学大学院工学系研究科 野村貴美 先生
      高校生を対象に実施してきた放射線教育を紹介いただきます。

  • 大学における放射線教育(20分)  日本原燃 宮川俊晴 先生
      大学における放射線教育を紹介いただきます。

  • 総合討論(20分)
      日本における「これまでの放射線教育に学び、今後の放射線教育を考える」という
       観点から総合討論を実施いたします。

※大会プログラムはこちらをご確認ください

▲ページTOPへ