開催挨拶
日本放射線安全管理学会第9回学術大会を広島大学自然科学研究支援開発センターでお世話することになりました。 当学会は、放射線安全管理の現場からより普遍的な意味を見出そうとの思いが学会を設立させましたが、着実にその目標を達成しつつあります。物理、化学、生物等をそれぞれ専門とする研究者が、放射線安全管理というキーワードで集まり、学会を設立し、今や、この学会から育った研究者もおられます。そして自然科学の分野にとどまらず、文科系の分野をも標榜しております。
学術大会の期間は平成22年12月1日(水)~3日(金)の3日間であり、広島大学東広島キャンパスで開催されます。今回のプログラムは、口頭発表、ポスター発表による一般発表とともに、様々な企画セッション、シンポジウム、パネルディスカッション、招待講演、特別講演などが行なわれます。この中のどれもが重要ですが、第9回学術大会では特に一般発表が大事だと考えています。これのみが次世代の育成、新しい人材の発掘につながると考えます。その文脈の中でのセッションとして若手セッションを設けたいと思います。
ここ数年のうちに放射線に関係する学会のいくつかが広島市で開催されました。多くの方がこれらの学会に参加され、広島を楽しまれたことと思います。今回は広島市ではなく、東広島市の広島大学東広島キャンパスでの開催です。交通アクセスは少し不便になりますが、広大で美しいキャンパスをお楽しみいただければと思います。また、広島市からは少し離れますが、考えようによっては、広島の別の観光地、尾道、しまなみ海道などは近くなります。このような広島も是非お楽しみ下さい。多数の皆様のご参加をお待ちしております。
日本放射線安全管理学会
第9回学術大会 大会長 中島 覚
(広島大学自然科学研究支援開発センターアイソトープ総合部門長)