大会のご案内
開会挨拶
日本アイソトープ協会の平成24年度放射線安全取扱部会年次大会(第53回放射線管理研修会)を中国・四国支部でお世話することになりました。放射線安全取扱部会は、平成24年度の日本アイソトープ協会の公益法人化に伴い、放射線取扱主任者部会から名称が変更されました。放射線安全取扱部会は、放射線取扱主任者の地位向上のみならず、放射線障害の防止と公共の安全・安心の確保に寄与する活動を行うことを目的としています。
平成23年度年次大会は東北支部のご尽力により、山形市で開催されました。平成23年3月11日に東日本大震災が発生し、そして福島第一原子力発電所事故が起きました。そのような中での準備で大変だったと思いますが、参加者も多く成功裏に終わりました。これを受けて、平成24年11月8日(木)、9日(金)、松山市コミュニティセンターで平成24年度年次大会を開催します。中国・四国支部が年次大会をお引き受けするにあたり、福島第一原子力発電所事故の影響とその後の支援に関して、東北支部と中国・四国支部との温度差をどう埋めるかは大変気になっている点です。全国には復興支援に向けてお忙しい人も多いと思います。体調を崩されている方もおられるかもしれません。松山市で開催するのは、もちろん昼間は会場で情報収集し、議論していただきますが、夜や大会終了後は穏やかな瀬戸内の秋も楽しんでいただき、休養をとっていただきたいという思いもあります。
特別講演、シンポジウムでは、放射線管理に携わっている我々が直面している最新の話題を取り上げたいと考えています。また、福島第一原子力発電所事故に関するテーマは、山形市での大会の主要なテーマでした。アンケートの結果を拝見すると、今回のシンポジウムでもここから離れることはできません。その中で私たちは特に「復興」をキーワードとして検討したいと考えています。そして、事故対応の一環として、一般の方への放射線に関する説明で忙しい方もおられます。山形市でのシンポジウムでは放射線業務従事者に対する教育訓練も取り上げられましたが、松山市では一般の方への教育も重要なテーマと考えております。このように放射線事業所の安全管理にとどまらず、事業所の外での専門家としての対応に関係した内容を盛り込むべく、鋭意検討しております。
有意義な年次大会となるよう一生懸命準備を進めております。ぜひ、多数の皆様のご参加をお持ちしております。また、放射線管理等の実務を担当されている方の情報交換の場として、今回もポスター発表を募集します。こちらの方にも多くの方の発表を期待しております。
平成24年度放射線安全取扱部会年次大会実行委員会
大会テーマ:「念ずれば花ひらく」
私たちの放射線取扱主任者部会は、4月より放射線安全取扱部会に名称が変更されました。これまでは私たち主任者のための部会でしたが、私たちが公益のために何ができるのかも考える部会となりました。
すでに私たち主任者は、それぞれ何らかの方法で福島第一原子力発電所事故に対応してきました。そんな私たちの思いと呼応することから、坂村真民(しんみん)の詩の中から「念ずれば花ひらく」を大会テーマとしました。
坂村真民は熊本県で生まれ、愛媛県で高校の国語教員をしながら詩を作り続けてきました。恵まれた子供時代を過ごせませんでしたが、そんな中で教師になり、上記のような言葉が出ました。
「念ずれば花ひらく」のは、個人の思いなのか、それが集まったものなのかはわかりません。ただ私たちは、この年次大会で部会として力が結集できるよう、準備を進めています。
なおこの文言の使用は、実行委員のメンバーから坂村真民記念館に申し出て、許可をいただいております。
ようこそ「松山市」へ
松山市へは、札幌、東京、名古屋、大阪、福岡、鹿児島から航空機を利用できます。もちろん、各地からJR、バス、船も利用できます。会場はJR松山駅の近くに位置しており、松山市内にはビジネスホテルが多数あります。
中国・四国支部が年次大会を引き受けるにあたり、福島第一原子力発電所事故の影響とその後の支援に関して、東北支部と中国・四国支部との温度差をどのように埋めるかは大変気になっている点です。全国には復興支援に向けてお忙しい人も多いと思います。体調を崩されている方もおられるかもしれません。松山市で開催するのは、もちろん昼間は会場で情報収集し、議論していただきますが、夜や大会終了後は穏やかな瀬戸内の秋も楽しんでいただき、休養をとっていただきたいという思いがあります。松山市では、瀬戸内の味が楽しめます。松山城、道後温泉、正岡子規、坊ちゃん、坂の上の雲など、歴史と文化にも触れられます。ぜひ、この機会に松山市を楽しんでください。
大会のHPを作成しました。大会の詳細をはじめ有用な情報を順次掲載していきますので、大会のHPをチェックしてください。
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